部屋の広さに応じた、適切な照明器具を選ぶにあたって明るさも大切な基準・条件の1つです。
これまでは家庭・部屋の中の照明と言えば白熱電球が主流であり、照明器具の明るさを示す基準・目安として「W(ワット)」が使用されていました。
ちなみにワット数を用いた指標としては、部屋の畳数に30Wをかけ合わせたものが目安によく挙げられています。
たとえば5畳の部屋であれば、150Wの照明を使うことで十分な明るさを得られるといった形です。
しかし現在は白熱電球よりも、LED照明が主流となりつつあります。
LEDが主権を勝ち取ったのは、圧倒的な寿命とその省エネ効果です。
1日に10時間ほど点灯するなら、10年はもつ計算となることからその凄さが分かることでしょう。
なおLED照明が主流になったことで、明るさの指標に用いられる数値・単位も「lm(ルーメン)」へと切り替わりました。
消費電力量を示す単位・ワットから、現在の指標は光源が放射する光の量を表す単位・ルーメンへと変化しているという訳です。
リビング・ダイニングといった空間でLED照明を利用する場合、明るさをしっかりと確保したいのであれば畳数に400lmをかけ合わせた数値を基準とすれば良いです。
もちろん部屋の採光や照明器具の形状、電球のカラーなど明るさの感じ方に差が出るためこれだけを基準とするのは厳密には難しいですが、目安として覚えておくと良いでしょう。