電球と一口に言っても、その種類は大きく白熱電球とLED電球の2種類に分けられます。
白熱電球は、フィラメントに電流を流して発熱させることで発光させるタイプの電球です。
「白」という漢字が使われていますが、光の色は白ではなくオレンジのような独特の柔らかい色に発光します。
温かみがある色に発光することに加えて、本体価格が安いのが白熱電球のメリットです。
一方で、消費電力が高く、寿命も短いというデメリットがあります。
LED電球は、電気を流すと発光するという性質を持つ発光ダイオードという半導体を使ったタイプの電球です。
低消費電力・長寿命というメリットがありますが、それ以外にもLEDの光には紫外線が含まれないので虫が寄り付きにくく、美術品などへの影響が少ないというメリットもあります。
加えて、発光しても高温にならない、低温でも発光効率が低下しないといったメリットもありますが、本体価格が高いとともに、光に指向性があるため部分的に暗い場所が出てしまう恐れがあるというデメリットがあります。
なお、電球型蛍光灯というタイプもあるのですが、こちらは明るくなるまでに時間がかかるとといった問題があるため、今では見かける機会は減少しておりLED電球が主流となっています。